織庵

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茶室「織庵」

HOSOO × Tesera


「織庵」は、京都市中京区にある京都西陣織の老舗『細尾』とモジュールシステムの“Tesera Structure” によるインテリア製品を開発する『Tesera』のコラボレーションにより生まれました。
日本の建具をおもわせる繊細なディテールのアルミニウムフレームからなるTesera Structure を骨格に、障子をテーマに作られた西陣織が全体を包む「織庵」は内部に照明が組み込まれ、西陣織から透過する淡い光とTesera Structure とのコントラストは陰翳礼讃を思い起こさせます。
「織庵」の設計は茶の湯文化の現代的な表現を探求する「茶美会」を主宰する伊住禮次朗氏(茶道資料館副館長)の協力のもと、建築家の周防貴之氏が担当しました。
絶え間なく変化する現代に順応するため、組み換えができる“Tesera Structure” の特性を生かした移設や収納が可能な設計です。
「織庵」は日本の美意識を備えた新しい時代の茶室のかたちです。

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Tesera Structure

日本の伝統的木造建築特有の釘を使わない構造や「わび・さび」の美意識からインスピレーションを受けて考案されました。外形20mmと細くシャープなシルエットながら強度があり、ネジやビスを見せない独自の構造は国際特許を出願しています

細いながらも強度を確保できる特許を取得した独自の構造と、モジュールフレーム(幅:450mm、675mm、900mm、高さ:175mm、250mm、350mm)の組み合わせにより、連結型シェルフ
や耐荷重が求められるベンチといった家具に展開できるほか、床(とこ)を設けた茶室や水屋のような空間も形作ることができます。
解体し再度組み上げることで、組み立て式の茶室として移設することも可能です。フレーム素材は加工しやすくリサイクル効率が高いアルミニウムを使用し、伝統建築の建具のように空間のなかで調和
するように成形しました。
外形は20mm と細く、面取り加工を施したような角を持ち、粉体塗装によりマットな質感に仕上げています。

補足情報

株式会社 細尾/ HOSOO

元禄元年(1688年)、京都・西陣において織屋として創業しました。 京都の先染め織物である西陣織は1200年前より貴族をはじめ、武士階級、さらには裕福な町人達の圧倒的な支持を受けて育まれてきました。細尾は帯やきものといった伝統的な西陣織の技術を継承しながら、革新的な技術とタイムレスなデザイン感性を加えることによって、唯一無二のテキスタイルを生み出し、国内外のラグジュアリーマーケットに向けて展開しています。 本社:京都市中京区両替町通姉小路下る柿本町412 代表:細尾 真孝 詳しくは https://www.hosoo.co.jp をご覧ください。