オフィス家具メーカーを選ぶポイントを紹介
働く場＝オフィスは、生活のウェイトを大きく占める場であり、だからこそ、洗練されたオフィスや家具に囲まれて働くことは、キャリアを積み重ねるビジネスパーソンにとって重要なポイントです。オフィス家具は、オフィスの働きやすさや洗練度を創り上げていくことに貢献できるツールであり、個々の働き方に合わせた環境を構築できることによって、スタッフの仕事へのモチベーションアップにも貢献できます。
働き方の多様化が加速していく時代だからこそ、これまでの一辺倒な家具の使い方ではない「働き方に合わせ多目的に活用できる家具選び」が、仕事の効率を上げる上で必須アイテムとなってきています。
今回は、オフィス家具メーカーを選ぶ際に、必ずチェックすべきポイントから、国内と海外のオフィス家具メーカーのそれぞれの特徴を解説していきます。
ぜひ、今後のオフィス家具選びのお役立ち情報として、参考にしてください。
オフィス家具メーカーを選ぶ際に確認したい3つのポイント
オフィス家具を選ぶ機会は、オフィスの移転時、オフィスのレイアウトの変更時、家具の経年劣化時など理由はさまざまですが、働きたいオフィスに仕上げるために大切にしたいことが、「働き方に合わせた家具」を選ぶことです。
働き方改革や時代のニーズにより、オフィス家具メーカーは常に進化を続けているように、働く環境に合わせた家具を利用することで、オフィス全体の士気があがったり、スタッフの働き方がよりフレキシブルに対応できたり、仕事へのシナジー効果を生み出すきっかけづくりにもなります。
ただし、オフィス家具を選ぶことは専門的過ぎて「どう選べば良いのか」、「家具メーカーの違いは何か」、また「自分の働き方にはどの家具が適しているのか」など、多くの疑問が浮かび上がります。
そこで、オフィス家具メーカーを選ぶ際に、基準としたいポイントが3つあります。
- オフィスのコンセプトに沿っているか
- 業務に合わせたレイアウトが可能か
- 予算内に収まりそうか
それぞれの3つのポイントを、詳しく解説していきます。
【ポイント①】オフィスのコンセプトに沿っているか
先ず１つ目のポイントは、選択する家具メーカーが「オフィスのコンセプトに沿っているか」になり、コンセプトはオフィスを構築する上で、必要不可欠な指針となります。
コンセプトを設定することにより、企業の価値観、ワーカーが働きやすい環境づくり、将来的な企業が目指す未来像を可視化することができ、それぞれのオフィスが理想とする「働き方に見合った家具」を必然とカタチにすることができます。
オフィスは「企業を表す顔」でありコンセプトに沿ったオフィス作りは、スタッフ1人1人に企業が目指すゴールを明確にすることができ、また、社外からの来訪者への企業理念をアピールできる場となります。
その中でオフィス家具は、常に見て、使用して、体感できるツールであり、日々の作業効率を左右する存在ともなり得ます。
オフィスのコンセプトに合わせ、フレキシブルに活用できる家具を選ぶことで、これまでの働き方にとらわれない多様性と創造性を生み出すことができるでしょう。
【ポイント②】業務に合わせたレイアウトが可能か
2つ目のポイントは、選択したオフィス家具メーカーによって「業務に合わせたレイアウトが可能か」ということです。
働き方の多様化により、これまで目的別に区分されていた、デスクエリア、会議室、休憩スペースなどを、多目的作業スペースとして活用することで、オフィスのレイアウトの垣根はどんどん低くなってきています。
例えば、固定席を設けないフリーアドレスの導入や、壁を設けないセミオープンな会議スペースの設置、また、遮音性のある集中ブースの設置など、その日の気分やその日の業務に合わせて作業する場とオフィス家具を選ぶことができるため、コミュニケーションの活性化や新しいアイデアを生み出すきっかけを創り出すことができます。
また、省スペースを最大限に活用することができるため、さまざまな業務に合わせたレイアウトを設定することができ、仕事の効率を上げることにも繋げられます。
これからは、業務に合わせたレイアウト設計と多目的な働き方ができる家具選びが、次世代のオフィスづくりに欠かせないエッセンスとなるでしょう。
【ポイント③】予算内に収まりそうか
オフィス家具メーカーを選ぶ際に、最も気になるのが予算です。
日々の業務で長く使うものだから、コストだけでなく耐久性、デザイン性も気になるところですが、オフィス家具の相場はどんなものなのか、素人には全く検討がつきにくいのが現状です。
オフィス家具の大まかな相場は、「新規家具1人辺り＝約10万～×人数分」となりますが、家具のグレードや選ぶ家具の種類によって予算の振れ幅は大きく変わって来ます。
- デザイン性、機能性、耐久性、そしてコスパをなるべく妥協せずに予算内に収めるために、実践したいポイントをみていきましょう。
- オフィスに常時いるワーカーの座席率のみに合わせたデスクエリアを設け、ムダなデスクスペースを削減でき、その代わりに多目的スペースを充実させる。
- 多目的に活用できる家具を設置し、特定の席を設けないボーダーレスな環境を作ることで、作業の稼動率を上げる。
ペーパーレス化を実行し、最小限の収納家具でスペース効率と業務の効率を上げる。
また、購入する家具のカテゴリーに優先順位を付けて、価格や素材の選択にメリハリをつけることもおすすめします。
国内オフィス家具メーカーの特徴
国内のオフィスメーカーを選ぶ一番のメリットは、日本のオフィス事情に合わせたシンプルでコンパクトなデザイン性と、何よりも日本人の体形や働き方に合わせた「使いやすさ」にとことんこだわりを持つ家具作りです。
また、オフィスの作業効率を上げるために細部までこだわりのある機能性は、日本人ならではの視点や工夫が行きわたっていて、海外のオフィス家具メーカーにはなかなか見られないポイントです。
例えば、日常的に使用している以下の点は、国内オフィス家具メーカーの特徴です。
- 省スペースでもさまざまなレイアウトに組み合わせができるワークステーション
- 既定のファイルサイズに合わせ収納できるキャビネット
- 日本人の体形に合わせて、人間工学に基づいた設計の椅子
さらに、購入後のメンテナンスやアフターフォローが充実している点は、国内オフィス家具メーカーならではのありがたいポイントと言えるでしょう。
海外オフィス家具メーカーの特徴
海外のオフィス家具メーカーの特徴は、デザイン性の高さとカラフルな色使いが際立ち、お洒落なオフィスをイメージする人は多いのではないでしょうか。
オフィスを働く場だけに捉われず、クリエイティブな仕事の場、スタッフが集う場として、創造性豊かな空間を生み出す、固定観念にとらわれない作業デスクの形や素材の自由さ、遊び心溢れる色遣いなど、そこで働くスタッフのモチベーションを刺激する家具がそろっています。
ただし、海外オフィス家具メーカーで注意しなくてはならないのが、家具のサイズです。
海外のメーカーは、さまざまな人種に対応できるユニバーサルなサイズ感を基本としているため、日本人向けのコンパクト仕様と比較すると、高さ、幅、奥行きなどのサイズが若干大きめな傾向にあります。
特に注意して欲しいのが、作業中の姿勢に密接に関わる椅子選びです。
サイズや座り心地が合わない椅子を使用していると、腰や背中にストレスを受けやすく、作業効率の低下に影響することがあります。
海外のオフィス家具メーカーを選ぶ際は、デザイン性のほかにもカラダに合ったサイズ選びに注意するようにしましょう。
オルガテック東京2022でTeseraが準グランプリを受賞
日本に初上陸した、オフィス家具の祭典「オルガテック東京2022」。記念すべき本イベントで開催される「ベストプレゼンテーションAWARD」にて、Teseraは準グランプリを受賞しました。
「オルガテック」は、働き方の多様化に合わせて、ワークスペースをビジネスの革新的なイノベーションへ導くドイツ発祥のイベントです。年間約80件の国際トレードフェアを主催する、ドイルの『ケルンメッセ』と日本のオフィス家具産業の健全な発展を図る『JOIFA 一般社団法人日本オフィス家具協会』により、2022年4月に東京で開催されました。
全体コンセプト、デザイン性、機能性、独自性の4項目に基づき選出されるアワードでは、Teseraの変化し続ける時代に対応したサステナブルさが評価されています。
「サスティナビリティ」「フレキシビリティ」「ミニマルデザイン」の特徴を備え、多くの方を魅了するTesera。今や働き方は生活スタイルに直結し、よりよい生き方を企業とワーカーがともに作り上げるものとなりました。ぜひご一緒に未来へと続くオフィスの在り方を見つけましょう。
