Qu'est-ce que le mobilier durable aujourd'hui ? Caractéristiques et avantages.
今、世界中で日々の「あたりまえ」として、サステナブルな商品の購入、企業やブランドの意識的な取り組みなどの動きが見られるようになりました。すでにご存知の方も多いかもしれませんが、サステナブルとは「持続可能な」と言う意味があります。
そもそもサステナブルとは、Sustain(持続する)+able(可能な)=Sustinableと言う造語です。最近できた言葉のように感じますが、実は歴史は古く、1987年「環境と開発に関する世界委員会(1983年設立・国連)」による報告書『地球の未来を守るために(Our Common Future)』で公表された概念でした。
本記事では改めてサステナブルについて考え、インテリアや家具ではどのような活動があるのかをまとめてみたいと思います。サステナブルな家具の魅力を知り、ぜひ選択肢のひとつにしていただけたら幸いです。
サステナブルな家具とは?
サステナブル=持続可能な、と言ってもどこか漠然としています。簡単に言い換えれば「これから先の未来、私たちの生活が継続でき、地球環境を保ち続ける」ことを目的とした活動となります。
家具は食・服飾と同様に生活に密接しており、ひとりひとりの暮らしの意識が大きく環境にも影響するアイテムとも言えます。では具体的にサステナブルな家具とは、どのようなものを指すでしょうか?
国内外の家具メーカーが、さまざまなサステナブルな物づくりを行っています。一例を挙げてみましょう。
- 海洋プラスチックの再利用
- 産業廃棄物の利用
- リサイクルアルミの利用
- 自然分解可能なバイオプラスチックを使用
- 工場稼働のための自然エネルギーの利用
- 森林保全
このように私たちの暮らす地球環境を守るために素材にこだわり、エネルギーを活用し、これから先に豊かな森や海を残す取り組みがされています。また、技術者育成と言った「人」を育てることも家具におけるサステナブルな取り組みのひとつと言えるでしょう。
作り手だけでなく、使い手・購入者の意識も大切です。家具を購入する際はできるだけ長く使えるものを選び、使い捨てにしないようにしましょう。同時に修理・交換ができる製品で世代を超えて受け継いでいきたいものです。
サステナブルな家具を使用するメリットとデメリット
サステナブルな家具は、環境保全や暮らしの改善にもよい影響を生みます。ひとりひとりの意識の変化は、家具だけでなく住まい方・働き方にも及び、暮らしはより豊かになるでしょう。しかし、本当にすべてがよいことばかりなのでしょうか?サステナブルな家具を使うことで得られるメリットとデメリットを、改めて見てみましょう。
サステナブルな家具のメリット
メリットは、自然環境によい製品であることがまず一番に挙げられるでしょう。サステナブルな家具を作るブランドは、ほとんどが環境保全に役立つものを目標にしています。そして結果として、住みやすい環境を持続させ、私たち自身の暮らしが心地よく続くことにつながります。
多くの方が家具ひとつにサステナブルな考え方を取り入れることで、その周りの小物、衣類や食事にも気を使うようになります。ライフスタイルによりよい循環を生み出すきっかけが積み重なることで、地球全体の環境をよりよいものに導きます。
サステナブルな家具のデメリット
サステナブルな家具のデメリットとしては、初期費用が高くなることがあります。無垢材、特殊な加工など、生産コストがかかるため、販売価格も上がります。大量生産の安価なものは、購入時は安くてもすぐに壊れる、直して使うことができないなど、かえって後から費用がかかることも。
初期費用=イニシャルコストだけでなく、使用することでかかる費用=ランニングコストを中長期的に考えると、サステナブルな家具の価格はデメリットとは言い切れません。
またオーガニック、ナチュラルな印象があるサステナブルなデザイン。リサイクル素材や再利用品の場合、好みではないことがあるかもしれません。しかし技術は日々進化を続け、モダンな印象の家具もたくさん生み出されています。ぜひ視野を広げて、たくさんの素晴らしいサステナブルな家具を見つけてください。
サステナブルな家具の利用シーンをご紹介
サステナブルな家具は、あらゆるタイミングで私たちの暮らしをより豊かに彩ってくれるでしょう。ここでは様々な場面で活躍する、サステナブルな家具を使用するシーン別にご紹介します。
寛ぎ・憩いの場【サステナブルな家具の利用シーン①】
リビングなど、リラックスする空間で活躍する家具と言えば、ソファや一人掛けチェア。ソファは、座面・背面のクッション、貼り地カバー、脚部などの部材で構成されています。どれだけ高価なものだとしても、使用している内にへたりや生地の破れなどの劣化は避けられません。
中材となるウレタンやスプリングが丈夫であることはもちろんですが、擦れに強い生地を選ぶなど、素材を厳選することでより長く愛用できます。また生地の張替え、木部の取り換え、ウレタンの交換や追加など細かなメンテナンスに対応しているメーカー、製品を選ぶとよいでしょう。
団らん・食事の場【サステナブルな家具の利用シーン②】
多くのダイニングテーブルや椅子は木製ですが、国産材を使ったものもサステナブルな家具としておすすめです。日本は国土の70%が森林ですが、外国産の大量輸入材のシェアが圧倒的に多く、国産材の活用されていない現実があります。
戦後の復興のために植えられたスギ・ヒノキなどの人工林は、手入れが行き届かず荒廃しているのが現状です。木を適切に管理し、伐採・製材・製品化・輸送・廃棄、あらゆる工程をバランスよく循環させるブランドの家具を使うことで、豊かな自然環境を守る一端を担えます。
また、塗装にもこだわってみるのはいかがでしょうか。一般的なウレタン塗装では、深い傷がついた場合は修復ができず、廃棄されることになります。しかし、天然木無垢材のテーブル天板をオイル塗装にすればメンテナンスをすることで、長く使い続けることができます。
ワークスペース【サステナブルな家具の利用シーン③】
今やオフィス家具は多様性のある分野となりました。画一的な仕事場から、クリエイティブな場へ転換しています。テレワークの普及、業務のオンライン化など、たとえ事務作業でも、仕事の在り方は大きな変換機を迎え、オフィス家具も様々な表情を見せ始めました。
部署によって変わる業務内容や、世間の動向に合わせたフレキシブルな配置設定など、自由に組み合わせを変えられるような家具の需要が高まっています。
素材や作られるまでの背景、できるだけ廃棄しないでよい方法など、サステナブルな家具である要素はたくさんありますが、可変性もそのひとつでしょう。天板や扉を自由に組み合わせられる収納や、高さの変えられるデスクなど、用途によって可動・可変させてフレキシブルに活用できるオフィス家具。
働き手のモチベーションにもつながる空間設計は、人材を育てる観点からもサステナブルと言えるのではないでしょうか。
サステナブルな生き方。家具から始めてみませんか?
サステナブルという言葉は、30年以上も前から使われていました。しかし世界が大きく注目し始めたのは、ここ数年のことです。地球温暖化や環境破壊、さまざまな自然環境に関わる問題はもはや待ったなしです。
そして持続可能な社会は環境保全だけでなく、地球上の人々が平和で平等に暮らしていく環境を作ることも目的のひとつです。政府や企業の活動もとても重要ですが、ひとりひとりが毎日の暮らしの中で意識することが大切。
まずは暮らしや仕事になくてはならない家具から、サステナブルを意識して取り入れてみてはいかがでしょうか?サステナブルな取り組みへの道はひとつではありません。柔軟にさまざまな視点で、持続可能な生活を始めてみましょう。
Teseraでは、主要部材に再生可能なアルミニウム素材を採用して、パーツの一部に傷がついたとしても交換することが可能でサステナブルに使い続けることができるオフィス家具です。2022年1月にTesera東京ショールームがグランドオープンしましたので、ご興味がある方は是非ご来場ください。